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2017年10月31日火曜日

ハッピーハロウィン♪

昨日今日と

釧路地裁で傍聴してました。

釧路イオン通り魔殺傷事件

松橋伸幸被告人。

傍聴券抽選の整理券締切りが

朝の9時。

庁舎内で座って並びます。

外じゃなくて

本当に良かった(>_<)

寒いからね、釧路。

並んでるときに

何気に見ていたインスタ。

すごい衝撃の

ハロウィンコスチュームに

思いっきり吹いてしまった(^_^;)

笑いが止まらず

一人

ヒックヒックしながら

締切りを待つ……( ;∀;)



その投稿がこちらです。

汚いので

閲覧注意!



色がリアル ( ;∀;)


ついでにこれもwww

みなさま、

楽しいハロウィンを

お過ごしください♪


ちなみに

31/31で無抽選でした!

傍聴記あげます。









2017年10月29日日曜日

ありがとう今までのチャリ

今月上旬に

愛用の自転車がパンクしました。


パンクしたのは後輪で、
実は1ヵ月前にもパンクして
修理したばっかり(-_-;)

その時は、空気を入れても入れても
すぐに抜けてしまう、
という一般的な症状。

しかし今回は
走行中に、「パーーーン!」という
激しい破裂音とともに
激しくパンク。
こんなん初めてです。
銃声に似た音でしたよ!
本当にびっくり (´A`。)


ちなみに、
裁判所に向かっているときだった。

仕方ないので
路肩に自転車を停めて
歩いて向かったけど
お目当ての裁判を
傍聴することは
できませんでした・・・。

時間は間に合ったけど
満席で入れなかった(´;ω;`)


その後、自転車屋さんに持って行くと・・・

「チューブだけでなく
タイヤ丸ごと取り替えなければならない。
修理代は5,000円」

さらに

「黒いタイヤしかない。
白にしたいなら取り寄せなので
時間がかかる」

とのこと。

後輪だけ黒なんてイヤだ。
もうだいぶボロボロだし・・・

と、いうことで
修理はせず
手放すことにした (´;ω;`)


このチャリは
一目ぼれでした。

白地にピンクの「PLAYBOY」ロゴが
とっても可愛い♡
店頭で見つけて
すぐにお持ち帰り。


サドルもこんなに可愛いんです♡

このチャリをゲットしてから数年後、
週刊プレイボーイさんから
連載のお話をいただいて、
「あっ♡」って思ったw


約3年もの長い間
私をいろんなところ(主に霞が関w)に
連れていってくれて

どうもありがとう(´;ω;`)

さて、パンクの翌々日から
Newチャリで行動している私。

可愛らしい折り畳み自転車から一転

かっこいいクロスバイク
にしましたよ。
※防犯の観点から写真はお見せできません
ごめんなさい。

今まで
「ママチャリ」か
「折り畳み」か「一輪車」しか
乗ったことがなかったので
かなりドキドキ!

公道に出る前に
マンションの通路で練習。
※良い子はそんなことしてはいけませんよ!

何度かこけそうに 
(^_^;)

一輪車よりは安定感がありますが
クロスバイクは
タイヤが細いし
前傾体勢になったりで
やっぱり感覚が
全然違うね!

そして

スピードがすごい!

自転車って
こんなに速い乗り物だったの!?

あの小さな折り畳みを
長年乗っていたので
衝撃ですっっっ!

裁判所や職場が
めちゃめちゃ近くなりましたぁ♡

これからは
新しいチャリと一緒に
色んな所(だいたい霞が関だけどw)に
行きたいと思います (〃ω〃)!


2017年10月28日土曜日

【弁護士法違反】弁護士成りすまし男

2017年10月18日 13:15
東京地裁727号法廷
刑事第3部 
裁判官:大川隆男
平成29年特(わ)第XXXX号

司法書士法違反
行政書士法違反
弁護士法違反
有印私文書偽造、同行使
詐欺

どんな事件(゜_゜)?

無資格で遺産分割などの
法律業務を行ったとして、
警視庁は、東京都の無職、
〇〇容疑者(81)を
弁護士法違反(非弁行為)や
司法書士法違反などの疑いで逮捕し、
2016年6月14日発表した。
〇〇は容疑を認め
「40年以上無資格で仕事を請け負い、
家族を養ってきた」と話しているという。

保安課によると、容疑者は昨年3月、
弁護士資格がないのに報酬目的で
都内の80代女性から
遺産分割の業務を請け負ったほか、
同様に無資格なのに「司法書士・行政書士」
と書かれた名刺を
女性の親族に送った疑いがある。
昨年6~12月には、江戸川区内の
アパートの家主からの依頼で、
家賃を滞納していた住民3人の
立ち退き交渉を行う
弁護士業務をした疑いもある。

同課は容疑者が非弁行為などで、
約40年間で約1億2千万円を
不法に得たとみている。
2003年と09年には、東京司法書士会が、
新田容疑者に対して
無資格での業務をやめるよう
警告していたという。


判決公判

被告人 80代男性(保釈中)



検察官2♂、
弁護人3♂
(偽物だったら面白いけどたぶん本物)

【 主 文 】

懲役3年 罰金30万円 
懲役刑の執行猶予4年

【 認定した事実 】

起訴状記載の各公訴事実の通り認めた。

【 理 由 】

本起訴分:
弁護士法違反は
職業的に繰り返された行為の一環。
法の秩序が害されるのを防止する
弁護士法の趣旨を損なった程度が小さくない。
司法書士法、行政書士法違反の犯行も
動機に酌量の余地はなく、実際被告人は
それなりに報酬を得ている。

追起訴分:
手口は巧妙。詐欺の被害額も多額。
動機に酌量の余地はない。
被告人の刑事責任はかなり重い。

しかしながら被告人は罪を認め
反省の態度を示していること、
詐欺の被害者に対し71万円の弁償をして
示談が成立していること、前科がないこと、
次女が今後の監督について証言していること、
高齢であること等、
酌むべき事情も認められる。

これらの事情を考慮し、
被告人を主文の刑に処した上
その懲役刑の執行を猶予することとした。

【 説 諭 】

今回このような罪を
犯してしまったことを十分反省し、
あなたもだいぶ高齢ですので、
こういったことからは足を洗って
家族のご指導の下、
犯罪とは縁のない生活を
送ってください。


裁判ランキングへ

なんちゃって弁護士40年って
すごいですね!
司法試験をもし受けていたら
受かってたのでは (ӦvӦ。)?

2017年10月23日月曜日

突風ヤバシ!裁判所までの険しい道のり

台風すごかったですね。

今日は裁判所
お休みかもって
思っちゃいました (;´∀`)


でも気持ちよく
晴れ渡った〜 (ノ≧∀≦)ノ 


こんな快晴久しぶり♡


しかーーし!

風がものすごいのである(>_<)


ちゃんとサングラスで
ガードしてるのに

目にゴミが入りまくり (ಥ﹏ಥ) 


街は荒れてます。


枝やら枯れ葉やら


ゴミやら壊れた傘やら…


チャリも倒れまくり。


こんなめちゃめちゃな状態
なかなか見ないです。

10:30に特殊詐欺新件の
傍聴券抽選がありましたが

風が強すぎて
外に並びたくないのか
事件が人気ないのかは
分からないけど

並んだのは
Jazzy入れて10人のみ!

子供殺しの母親
初公判 @104大法廷は
大人気でした!

今おうちに帰ってきてて
また裁判所に
戻るつもりなんだけど…

風がヤバいので
悩んでます  (´-ω-`)

ホントに
危険なレベルの突風!

みなさま、
お気を付けください!

そして、
被害に遭われた方の
ご無事と
一日も早い回復を
お祈りしています☆


「人殺しの息子と呼ばれて」感想文

フジテレビ「ザ・ノンフィクション」

人殺しの息子と呼ばれて
北九州連続監禁殺人事件
犯人の息子に密着

を観た感想となりますので
お暇な方はどうぞ。
長く語るので
結構うざいカモです(*^_^*)注意!




〈母親・緒方純子受刑者について〉

ずるいなって思いました。
今までは、”可哀想な人” という印象。
もちろん今でも、松永死刑囚の
道具にされていたことについては
可哀想です。でも、自分の息子に対しての
虐待の言い訳として、
”マインドコントロールされていた”
は、どうなんでしょうか。

彼の言うように、そんなこと関係ないです。
関係あったとしても
それを息子に言うなんて
正直 腹が立ちます。

そして、彼女の手紙の内容。
私の心にも響くものが全くありませんでした。
私も実の母親とは
かなり微妙な関係が長く続いていたのですが
正にこの息子と同じ心境になったことが
何度もあります。

母親の心理として、
”母親らしくしたい欲求”
そして、子供を不幸にしてしまった場合
”償うというテイで自分を慰めたい”
というのがあると思うんです。
この感情は、”子供のため”
ではなく、”自分のため” です。
それを子供は、なんとなく感じ取るから
違和感を感じるのでは、
と私は思っています。
息子さん、違ってたらごめんなさい。

〈父・松永太死刑囚について〉

「顔はにこやかに笑ってるんですけど
目が笑ってないんです。全然当時のまんま。」
この表現は、実にうまく
松永死刑囚の様子を表している!!!
と、思いました。
この簡潔な言い回しから、
太さんの異常さが
ありありと伝わってきます。

そして、
「署名を集めてくれ」
「父さんは悪くない」
さすが!としか言い様がありません。
全くブレない。何年経っても
彼のなかで、彼は無罪であります。

「それでも、お父さんは最後まで闘う!」
は、名言です。

虐待については一切認めず謝らず、
わざわざ面会に来てくれた息子を
追い返す父は、私が震えあがった
あの本の中にいた松永太さんそのものです。
※あの本
消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

「テレビは人を食い物にする!」
は、ちょっと笑いましたw
逮捕後、自分に関する報道を
知っていたのでしょうか。

事件の内容については
凄惨としか言えないです
感想は、ここでは控えさせていただきます。

〈息子について〉

今回、首から下出し、音声そのままで
勇気ある出演を果たした息子さん。
貴重なお話を提供していただき
本当にありがとうございました!

察するに余りある壮絶な人生。
弟とも通電拷問をやり合った話は
とても辛くなりました。

小学校に通い出したときに
上手く笑えなかったというのも衝撃でした。

「”笑う”という感情表現がない」
人生を送ってきた人がいる、
というのを、私は想像したことが
ありませんでした。
常に監視され、行動が制限される生活。
その恐怖と苦しみは、当然、
体験した人にしか分からないけれど……
想像してみて、ほんの少しだけ
気持ちを共有できたと思います。

彼の8歳までの恐怖体験が
24歳になった今でも、
どれだけ根深く心の奥に
焼きついているのかが分かったのが
この言葉

「光も苦手ですね。
明るい所に自分がいると、
隠れるすべがないじゃないですか」

一番 “ズンッ” ってきました。
もう誰からも隠れる必要なんてないのに
まだ隠れようとしてるんですよ!
恐いお父さんは、
もういないのに……(´;ω;`)

幼なじみの女性と結婚した息子。
子供を作る計画はないのかと聞かれ、
「ないですね。
漠然とした不安しかないんで子供に対して。
愛情のかけ方が分からない。
俺がしたような思いを子供にして欲しくない」
そうなってしまうのは当然です。
彼は自分のことがよく分かっている。
子供を虐待する親は多いですが、
そういう親は、
自分も虐待されていたケースが多い。
自分が家庭に恵まれなかったから
暖かい家庭を作りたいと望むのは
間違っていないけれど
人は基本的に、
経験したことしかできないと思います。
愛情をもらえなかった子供は、
愛情の与え方を学習しなければ
身に付けることができない。
学習のないまま親になると、
自分がされたのと
同じことを子供にしてしまう。
育児にものすごい不安があったり、
自信がない場合は、
安易に子供を作るべきではありません。

でも反面教師で、
愛情深く子供を育てる事が
できる人も沢山いると思うんです。
彼の苦しみが、いつか癒されて
子供が欲しい!って思う日が
来るかもしれませんね。

ネット上で息子について
色々書かれていたようで
さぞかしイヤな思いをされていたでしょう
私はネットで
情報を発信している身分なので
色々お叱りの言葉を頂いたりしています。
私が直接、被告人や関係者を
ディスったりしていなくても
(直接的にディスったり
ちゃかすことも多々ありますゴメンナサイ)、
公判の内容などを公開することで、
その事件が盛り上がってしまい、
訳の分からない方向に
発展してしまうことってあるんです。

関係者としては、早く世の中から
忘れ去られて欲しいと
願うところだと思うので
私のように、
記事をいつまでも公開し続けている者は
憎むべき存在でしょう。

根も葉もないウワサ話や
誹謗中傷に加担していると言われても
仕方がないと思っています。

しかし、
「真実を正しく伝える」ことと
「不確かな情報を広めて名誉を傷つける」
ことは、全く別物です。

「息子は今どうせ
ろくな生活してないんだろう」など、
ほんの軽い気持ちでネット上に
書き込んだのだと思いますが、
なぜ犯罪者の子供だから、
そうでない者の子供と違う生活を
送っていると言えるのか。

ネットで色々ウワサ話を
書き込んでいる暇な人は
なにかもっと楽しいことを
見つけましょうよ!
書かれたことがない人は
絶対に分からないでしょうけど
実際に書かれると、
些細なことでも
そうとう傷つきます(´;ω;`)

「今の自分を知ってもらった上で、
何か言われるんであれば
仕方ないなと思ったんです」
と、出演の理由を述べた息子。
本当にすごい勇気だと思います!
今後、変なことを書き込む人が
いなくなるといいですね。

※私が “変なことを書いている人” に
含まれないといいのですが (-_-;)

他の国のことは全く分かりませんが
日本は加害者家族に、
非常に冷たい国だと思います。
息子は学校で親のことを言われ、
自分を守るために暴力的になりました。
そのとき、教師やその他まわりの大人が
どうにかできなかったのかなって
考えさせられました。

私は数々の裁判を傍聴して、加害者家族が
どれだけ大変な目に遭っているのかが
分かってきました。
“犯人もその家族も一体で、みんなが悪い“ 
という考え方は
おかしくないですか? 親が犯罪者なら、
その子供は犯罪者予備軍なのでしょうか。
もちろん、そんなことはありません。

この番組を通じて、加害者家族を
もっと受け入れる社会を作っていく
必要があると、強く強く感じました。
そして、私のブログのあり方についても
考えることができました。

とってもいい番組でした。


✿関連記事✿
松永太の息子インタビュー(前編)
松永太の息子インタビュー(後編)
残酷な事件を傍聴して病まないの?
響かせあおう死刑廃止の声2016
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死刑囚は描く
シリアルキラー展II 前期


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北九州連続殺人事件・松永太の息子インタビュー(後編)

10月21日放送
フジテレビ「ザ・ノンフィクション」

人殺しの息子と呼ばれて(後編)

北九州連続監禁殺人事件
犯人の息子に密着


後編の今回、母・緒方純子が
息子に宛てた手紙を公開!
とっても達筆です!



中学を卒業すれば、
養護施設を出なくてはいけない……。
息子は焦っていたが、
運よく里親が見つかって引き取られた。
彼が選んだ高校は定時制。

定時制高校を選んだ理由は?

「一番はお金が欲しかったんですよね。
自分で稼いだお金でするんやったら
何も文句ないやろうと思って。」



金を稼ぐことを優先させれば
学業がおろそかになる。
息子は、里親の家にも居づらくなり家出。
住所不定の人生が始まった。

「ボストンバッグを2つ持って、
何も言わずに飛び出したんです。
泊まるところもないし、
ご飯どうしようとかも色々あったし……
友達の家を転々としたり。
で、住み込みで働けるところを
見つけたんですよね。
そこで働くようになったんですけど、
そこに学校の職員がきて
“話は聞いとる。(里親の家を)出とるんやろ。
ということは今、住所がないんやろ?
そういう生徒は
うちの学校に置いておけないから“ って。
たいした問題でもないなぁと思って
退学したんですけどね。」

彼は生きるために、
住所不定でも雇ってくれる仕事を渡り歩いた。
住み込みで働けるパチンコ店や飲食店。
さらには農家の手伝いまで。

2011年12月12日 
最高裁による判決が両親に下された。


父 松永太は死刑が確定。
母 緒方純子は無期懲役。

このとき息子は18歳。
この判決を冷静に受け止めていた。

「当時の僕は死刑と無期懲役の違いが
あんまり理解できなかったんですよね。


僕にとっては
どっちもあんま変わらんなっていう。
死刑になって死んでも、
無期懲役に減刑されても、結局、
僕の前に出てくることはないんだから、
あんまり変わりないなっていう
結論にたどり着いたんですけど。」

お父さんの死刑判決についても?

「お父さんもそうですね。
判決に対してはちょっと安心しましたね。
もう出てこないんや、って。


最高裁の判決後、
母親から手紙が届いた。


これは母から届いた最初の手紙。




2012年のクリスマスの頃に届いた。



“ 貴方の生活を
助けてあげることも出来なくて、
本当にごめんなさい。
これからどんどん寒くなるので、
風邪を引き込まないよう、
暖かくして過ごして下さい。
(うがい、手洗いをこまめにね)



いろいろ大変だと思うけど、
きちんと食事を摂ってね。
それと、繰り返しになるけれど、
怪我、そして病気をしないように気をつけて
元気に新年を迎えて下さい。
大分早いけれど、楽しいクリスマスを!!
そして、どうぞ良い新年をお迎え下さいね。
じゃあまた来年♡
PS. 体、大事にしてね “


母は自分を虐待し
ろくなご飯も与えてくれなかった女。
息子の心には響かなかった。

「今までされてきたこと、
されてきたことを踏まえたうえで
この手紙を見るんで……。
実際そうじゃないだろうって。
あんな事あったよね。
こんな事あったよねって。
何を今さら言ってるのって。


刑務所にいる母から届いた手紙。
4年間で21通。


乱暴に開けられた封筒。


そこには、母からの手紙を素直に受け取れない
息子の気持ちが表れているよう。






母の思いを
素直に受け取れない息子ですが、
面会に行っている。
母の本心が知りたかったのです。

何回くらい面会に行きましたか?

「20回くらいですかね。


母親から “ごめんね” って。
“ 苦労ばかりかけて、親らいしことを
何もしてあげれんで申し訳ない ”
って言われたんですけど、
それを言われた瞬間に、
なんかもうカチンときて。
それを今、そんな場所から俺に伝えて、
何かできるの?っていう。
人間誰だって、
言うだけだったら何でも言えるし、
誰でも言えるじゃないですか。
何もできん環境で、
そういうふうに俺に対して……
建前じゃないですけど、
ありきたりの言葉を言うのって、
すごいずるいなって思って。
それをそのまま言ったんです。
そしたら、

“私が死ねばいい?” 

って言われたんで、


死ぬとか最大の逃げやなって思うんで

“自由がきかんその環境の中で
苦しんでもがいて生き延びろ“ 

って言ったんですね。」


両親が自分にしてきた数々の虐待。
彼は面会のたび、母に
なぜあんなことができたのかを聞いてきた。

「例えば(母親が)俺を殺そうとしたことが
あったんですけど、包丁を突き立てて。
あれは本心でやったんやろうかとか。
“本心じゃない”って言ってたんですよ。
“お母さんもあんまり覚えてないんよね、
ごめんね” って。
“あんまり覚えてないんよね、ごめんね”
で殺されかけた人間がおるって、
理不尽極まりないなって思って。


“マインドコントロールされてどうのこうの”
って母親はよく言うんですけど
僕からしたらそんなの関係ないですよね。
やったことに変わりないやろって。
……そういう、
疑問に思ったことがたまった時に
会いに行って、逐一聞いてましたね。
ちゃんとした答えって、
返ってきたこと少ないんですけどね。
ごまかして、
当たり障りない返事しか返ってこない。」

彼は、父 松永太に3度、
面会に行っています。
あれだけ恐れていた父に、
なぜ会いに行ったのか……。


彼は死刑執行前に、
自分に謝ってほしいと思っていた。
しかし父は、謝るどころか、
あの頃と何も変わっていなかった。

「めちゃくちゃ緊張しました。
第一印象は、“ちっちゃくなったな”って。
“こんなに小さかったかな”
っていうのが第一印象で、あと、
顔はにこやかに笑ってるんですけど
目が笑ってないんです。
全然当時のまんま。


「“署名を集めてくれ“
 って言われたんです。


”父さん悪くない。
実際自分も見とるやろ。
してないよね?“ と。


今さら、最高裁が終わって、
それをして何になるって言ったんです。
そうしたら、

“いや、それでも、
お父さんは最後まで闘う”

っていう風に言いよったんですよね。


“自分がしてるとことかあるやん、
俺も見とるし。それに対して
申し訳ないとか、
すみませんでしたって言葉はないんかね”
っていうのを聞いたら、

“そいう話をしにきたんやったら
 帰ってくれ”

って言われたんですよ。
で、それに対して僕が、
“もう来ることもないと思うから
最後くらいはしっかり、
せめて俺に対しては、すみませんでした、
悪かったって。
まぁ、一応の親父なんだから”
っていうふうに言ったんですけど……
帰ってくれ”
の一点張りでした。」

それでも息子は、今年7月
テレビ番組の取材に応じるということを
父に報告に行った。
父は
“テレビは人を食い物にする!”と言っていた。


その後、息子は
小学生からの幼なじみの女性と結婚。
問題を抱え、自分と似た境遇にいた彼女。
そんな幼なじみの力になりたいと考え、
結婚したいという感覚ではなく、
自分の扶養に入れよう、
そうしたら彼女に社会的な保障がつく、
ということで籍を入れた。
ふたりは夫婦となり、
家賃4万円の賃貸マンションで
静かに暮らしている。

仕事を転々としてきた息子は
5年前、今の会社で正社員になった。

お子さんを作ろうという
計画はないんですか?

「ないですね。
漠然とした不安しかないんで
子供に対して。


ちゃんと育てられるんかなっていう。
経済面でうんぬんとかじゃなくて
愛情のかけ方。
(愛情をかけて)もらったことが
ないんで、最低限の要求に
こたえられるだけの環境が
整ってからじゃないと駄目だなって
思ってるんです。
今はその自信もないですし。
育て方っていうか
愛情のかけ方が分からないんで、
俺がしたような思いを
子供にして欲しくないんで。

両親の逮捕から15年経った今でも、
彼はあるトラウマに支配されていました。
彼は自宅に帰ると、
部屋を暗くして生活していると言います。


「光も苦手ですね。
明るい所に自分がいると、
隠れるすべがないじゃないですか。
基本家では電気つけないですし。
あと、無音なのがダメなんですよね。
人の声っちゅうか、
なんか音がないと不安になるんですよね。」


お父さんお母さん、
どちらに似ているとか
考えたことありますか?

「僕はたぶん……
認めたくないんですけど、
親父に似ていると思います。


お父さんお母さんの
血が流れているということについては
どう思いますか?

正直ぞっとすることもありますし、
気分悪くなることもありますけど、
同じことしてしまうんやないかって。
そうするつもりが無いでも、
どっかでリミッターが外れて、
気が付いたらやってしまったって、
もう歯止めがきかんで。
そこもまた葛藤するんですよね。」


「ネットとかで書かれるじゃないですか。
息子は今どうせろくな生活してないんだろう、
まともになってないだろうなとか。
知りもしない人たちが僕のことを悪く言う。
今はもう何って言われてもいいなって
思ってます。
逃げて好き勝手言われるよりも、
真っ向から発言して、
今の自分を知ってもらった上で、
何か言われるんであれば
仕方ないなと思ったんです。
とりあえずもう逃げたくなかったんで。」

●・・●・・●・・●・・●・・●・・

感想を書きましたので
お暇な方はどうぞ↓
感想文

(前編)はこちらから↓
松永太の息子インタビュー(前編)

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残酷な事件を傍聴して病まないの?


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