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2015年12月17日木曜日

【強殺】石崎康弘・手面真弥 第1回公判②冒頭陳述(弁護人)

2015年12月10日 10:00
宇都宮地裁 206号法廷
刑事部合議A
松原里美裁判長

死体遺棄、強盗殺人、有印私文書偽造、
同行使、詐欺、覚せい剤取締法違反

石 崎 康 弘
手 面 真 弥(てづら まや)

冒頭陳述(弁護人)

石 崎 被 告 人

起訴内容については、検察と被告人に争いはありません。
本件は、「量刑」だけが問題となる事案です。
本件で最も重い罪の「強盗殺人」の法廷刑は
「死刑」または「無期懲役」。このどちらかしかない。

本件は「無期懲役」とすべき事案と考えます。

(永山基準の話など。省略します。)


もっとも重視すべきは被害者の数。
本件の被害者は1名。

被告人には前科はありません。
被告人は本件を悔いて被害者の冥福を祈っている。


これらを考えれば、極刑をまぬがれないとは言えない。

被告人には住宅ローンとカードローンがあり
家計には余裕がなく自転車操業でやりくりしていた。

被告人と相被告人(手面)は出会い系サイトを通じて出会った。
2人に性的関係はなかったが、互いに家族に言えないような話を
なんでも相談できる間柄で、対等な関係だった。

相被告人には覚せい剤購入のツケや消費者金融の借金があった。

被告人は被害者が1千万円以上の預金を持っていることを
知り、それを相被告人に伝えた。

(被告人が犯行を決意した経緯など 省略。)

被害者のご遺族に合計100万円の支払いを払っている。
一部ではあるが被害の回復がなされている。

これから被告人の供述調書、相被告人の供述調書、
両名の被告人質問などで立証していくので、
よくお聞きください。



 手 面 被 告 人

手面被告人犯罪を行ったことを認めている。
争点は、被告人にどのような刑を科すのかということです。
選択肢は2つ。
「死刑」か「無期懲役」かということです。

弁護人は「 無 期 懲 役 」がふさわしいと考えます。


(永山基準の話など。省略します。)

本件で重要とされる要素は、まず被害者の数です。
死刑を選択する上で、殺害された被害者の数は重要。
本件では殺害された被害者の数は1名。

被告人は高校3年生の頃、
出会い系サイトを通じて石崎被告人と知り合った。
その後被告人は石崎被告人に仲介をしてもらい、
男性に下着を売って小遣い稼ぎをするようになった。
2人に男女関係は一切なかった。




被告人は平成21年1月結婚。
平成22年3月、Nという知人から覚せい剤を買った。

借金やツケの、覚せい剤使用が夫にバレてしまうと
離婚しなければならないと追い込まれた。
家庭崩壊だけは避けたいと思った。

被告人は覚せい剤で借金を作って返済していることなどを
石崎被告人に話した。
石崎被告人も手面被告人に借金の話をしていた。
今年2月、石崎被告人から、
知り合いが大金を持っていると聞いた。
その知り合いというのが本件被害者の平沢さんだった。

被告人は、家庭崩壊を避けるために犯行に及んだ。
金銭欲を満たすために犯行に及んだ場合に比べれば、
被告人の動機は悪質とはいえない。

被害の回復について。
被害者のご両親に対して200万円ずつ
計400万円支払った。

被告人には前科がありません。
前科がある場合よりは量刑を軽くするのが相当と考えます。


以上の考慮要素を総合的に考えると
死刑の選択がやむを得ないとは認められない。
したがって、手面被告人には無期懲役が
ふさわしいと考えます。

10:50 冒頭陳述おわり


裁判員さんに分かりやすく訴えかけてた。

「永山基準」について両弁護士は
熱く熱く語ってました!

弁護側が冒頭陳述する場合、
無罪を主張とか、とんでもない飛躍とかが
多いのですが
今回の両弁護人はとても謙虚(?)に
かなり重い量刑である「無期懲役」を
必死にお願いする形 (^_^;)

死刑にしないでください
無期にしてください!!

という冒頭陳述は初めて聴きましたっ!
無罪や有期刑を主張する要素が全くない
極悪人ってことですね。

ほとんど報道されず謎だった3人の関係と
事件の真相が、この冒頭陳述で明らかになり

かなり かなり スッキリ〜 ٩(๑´3`๑)۶


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